9月3日から、9月28日までの26日間の会期で9月定例会が開催されました。
今回の定例会では、令和2年度一般会計の補正予算や条例改正案などの議案18件や、令和元年度一般会計・特別会計歳入歳出などの決算認定12件及び報告3件、諮問1件、議員発議2件、委員会発議1件が上程され、審議の結果、原案のとおり可決・同意・認定しました。
私は、今回一般質問は行いませんでしたが、議案質疑で
①「道の駅くにさき再構築事業」…再構築するための測量や基本設計料900万円を当初予算ではなく、なぜ9月補正で計上したのかという理由と、この事業によって期待できる費用対効果についてと②農地災害復旧工事費3千万円の内容や、災害査定をする時に、種々な条件をいろいろな角度から勘案して、市独自で、もう少し臨機応変なきめ細かい対応はできないかという2点について、質問しました。
〈参考資料〉「農地災害の認定基準」
災害復旧事業の対象となる災害
降雨
・24時間雨量が80㎜以上。時間雨量20㎜以上。
対象となる条件
・異常な天然現象であること(降雨であれば上記のとおり)
・農地(田、畑)、農業用施設(道路、水路、ため池、頭首工 等)であること
・営農が確認できること(耕作放棄地はダメ)
・1箇所の工事が40万円以上であること
・当該年災であること
・他の災害復旧事業と重複しないもの
・維持工事と見られるものでないこと
・維持管理不足が原因でないこと(例:上流水路に土砂が詰まっているのを認識していながら土砂上げをしてなかったことが原因で、水が水路を越水し、水路法面や下段農地を被災させた)
※今回、私が調査した内容です。
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令和2年9月に発生した台風10号の被害を受けたカラーピーマンのビニールハウス(市内安岐町)
以下は今議会で議決された主な内容です。
令和2年度一般会計補正予算
11億1,925万5千円を追加し
補正後の予算総額は284億6,244万5千円
【歳出補正予算の主な内容】
・ふるさと応援寄附金事業 ……… 7億5,571万円
・道の駅くにさき再構築事業 ……… 900万円
・下原団地分譲地整備事業 ……… 700万円
・肉用牛新規参入促進特別対策事業 ……… 746万9千円
【主な条例議案】
■国東市漁港管理条例の一部改正
国土交通省及び水産庁が、全国の放置艇の解消を目標に「プレジャーボートの適正管理及び利用環境改善のための総合的対策に関する推進計画」を策定したことに伴い、本市の漁港区域内で船舶を係留する行為を許可制に変更するにあたり、本条例の一部を改正するものです。
■国東市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正
公共下水道・合併浄化槽の普及に伴い、し尿収集量の減少が顕著であるため、収集運搬処理に要する経費の見直しを行い、汲み取り料金体系の再構築をするにあたり、本条例の一部を改正するものです。
【発 議】
■新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方財源の確保を求める意見書
■日本政府に核兵器禁止条約への参加・調印・批准を求める意見書
■地方財政の充実・強化を求める意見書