CITY COUNCIL
REPORT 2021 vol.1

Apr.19.2021

令和3年第1回定例会報告

市議会報告2020(第1回)

■3月定例会のあらまし
 会期は3月2日から3月23日までの22日間。令和3年度一般会計・特別会計予算案や令和2年度一般会計・特別会計補正予算案のほか条例の改正案・廃止などの議案37件、諮問1件が上程され、審議の結果、原案のとおり可決しました。一般質問は3月9日と10日に行われ、7人の議員が登壇しました。

■令和3年度一般会計当初予算
総額214億7,200万円
【戦略・応援】くにさき子育て進学祝金事業1,569万円
【応援】観光施設整備事業3億497万円
【コロナ】観光応援プロジェクト 宿泊キャンペーン事業1,860万円
武蔵中央公民館(セントラルホール)整備事業1億3,543万円

■令和3年度特別会計当初予算(かっこ内は前年度比増減)
国東市立自動車学校 8,532万円(△2.2%)
国民健康保健事業38億9,300万円(△1.7%)
介護保険事業40億9,691万円(△1.0%)
後期高齢者医療事業4億6,484万円(0.5%)
農業集落排水事業2,940万円(△5.6%)

■企業会計(資本的支出と収益支出の合計)
水道事業 7億8,320万円(21.3%)
下水道事業16億7,323万円(△10.9%)
工業用水道事業3,303万円((7.9%)
市民病院事業43億5,364万円(1.5%)

■主な議案
・国東市新市建設計画の変更について
東日本大震災等に伴う合併市町村に係る地方債の特例に関する法律の改正に伴い、合併特例債の発行期間が合併年度の翌年度から20 年間に延長されたことから、新市建設計画の計画期間5 年間延長、事業見直し、財政計画などを変更するもの。

・国東市国民健康保険税条例の一部改正について
新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴い、新型コロナウイルス感染症の定義を改正するにあたり、本条例の一部を改正するもの

・国東市国民健康保険高額療養費貸付基金条例の廃止について
国民健康保険高額療養費現物給付化の制度が拡充され、基金設置による貸付を必要とする状況が解消されたため、本条例を廃止するもの。



 先日予告しておりました、執行部の「令和3年度 一般会計当初予算案の概要」を掲載します。

令和3年度 一般会計当初予算案の概要

■当初予算編成の基本方針
・コロナウイルス感染症予防対策の継続
・ウィズコロナ・アフターコロナを見据えた対策

〈平成26~29年度(前期) 平成30~令和3年度(後期) ※令和4年度まで1年最長〉
・第2次総合計画おける基本目標の実現にむけた重点プロジェクトの推進
 ①「福祉・安全・子育てプロジェクト」
 ②「出会い・移住・担い手促進プロジェクト」
 ③「新産業・賑わい・観光創出プロジェクト」
〈令和2~6年度〉
・第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」による人口減少対策と地方創生の推進
〈令和元~4年度〉
・第4次行財政改革プランに基づく健全な財政運営の推進

■当初予算の総額
当初予算案 214億7,200万円 (過去5番目の予算規模)
(対前年度  ▲9億9,000万円  ▲4.4%

・今年度の主な大型事業等
 観光施設整備事業3億5百万円、トンネル・橋梁長寿命化事業(交付食事業)2億5千2百万円、武蔵川橋梁架替事業(交付金事業)1億7千5百万円、武蔵中央公民館(セントラルホール)整備事業1億3千5百万円、公立文教施設整備事業(小・中学校)1億3千4百万円、広域ゴミ処理施設建設事業9千8百万円、給食調理場(国見・国東・安岐)公会計化関連事業9千8百万円、市有施設解体等事業8千9百万円、通学バス購入事業6千9百万円、古代住居等修復事業6千6百万円、瀬戸田地区分譲地整備事業4千8百万円

※前年度対比で減額となった事業
 義務教育学校創設事業▲11億4千万円、地域住宅支援交付金事業▲2億6千2百万円、市道改良事業(交付金事業)▲2億百万円、くにさき総合文化センター周辺整備事業▲1億6千5百万円、つよい農業づくり交付金事業(果樹園芸)▲1億4千9百万円、基幹系共同システム構築▲1億3千4百万円、CATV施設整備事業▲1億2千円、活力あふれる園芸産地整備事業▲1億1千万円

■ふるさと応援寄附金充当事業 [応援]の表示
ふるさと応援寄附金を財源として特別予算枠を設定
H28=2億5千万円(29事業)⇒H29=5億円(46事業)⇒H30=6億5千万円(54事業)    
⇒R01=5億7千2百万円(52事業)⇒R02=7億円(65事業)
※上記はいずれも当初予算ベース
 R3=7億5千万円 65事業に充当予定 うち 8事業が新規

■基金および市債残高
○基金残高(今回の当初予算ベース)
令和2年度末の一般会計基金残高は、126億4,833万7千円の見込み
(▲21億5,598万1千円 ▲14.6%)
※うち減債基金分の取り崩しは繰上償還の財源

令和3年度末の基金残高の見通し・・・108億1,067万4千円
(▲18億3,766万3千円、 ▲14.5%)

○市債残高
令和2年度末の市債残高は、197億8,340万3千円の見込み
(▲4億3,535万2千円 ▲2,2%減)
※令和2年度中に約8億6,100万円の繰上償還を実施したため

令和3年度末の市債残高の見通し・・・213億3,210万3千円
(15億4,870万円 7.8%増)
※令和2年度から、ケーブルテレビ施設整備事業(17億2,950万円)にその他の9事業を合わせ18億7,8700万円の繰越分の借入予定があり、広域ごみ処理施設建設事業負担金、武蔵中央公民館(セントラルホール)整備事業等の大型事業にかかる借入額が増となるため