CITY COUNCIL
REPORT 2023 vol.1

Apr.18.2023

令和5年第1回定例会報告

市議会報告2023(第1回)

 3月に行われた令和5年第1回定例会で、一般質問を行いました。以下、概略を報告します。

3月定例会のあらまし


 会期は3月13日から29日までの17日間。令和4年度一般会計・特別会計補正予算案や、令和5年度一般会計・特別会計予算案及び条例の改正案などの議案37件、承認2件、報告4件、諮問4件、発議1件の計48件が上程され、審議の結果全て原案のとおり可決・承認・同意・採択しました。一般質問は3月15日と16日に行われ、7人の議員が登壇しました。私は1日目の4番目に登壇しました。

令和5年度一般会計当初予算


総額250億8,975万円
・ふるさと応援寄附金事業………10億9,602万円
・市有施設解体等事業………1億2,646万円
・広域ごみ処理施設建設事業………5億6,276万円
・都市構造再編集中支援事業………1億4,845万円
・公立文教施設整備事業(小学校)………4億9,729万円
・国東中央公民館・アストホール等整備事業………6億6,115万円
・国見海洋センター改修事業………2億5,640万円

令和5年度特別会計当初予算(カッコ内は前年度比増減)


・国東市立自動車学校………7,613万円(△2.9%)
・国民健康保険事業………38億1,900万円(△0.8%)
・介護保険事業(保険事業勘定)………40億4,897万円(△0.4%)
・介護保険事業(介護サービス事業勘定)………5,780万円(△2.4%)
・後期高齢者医療事業………5億4,330万円( 7.9%)
・農業集落排水事業………4,660万円(△11.7%)

企業会計(資本的支出と収益的支出の合計)


・水道事業………9億3,332万円(23.5%)
・下水道事業………14億4,095万円(1.2%)
・工業用水事業………3,975万円(16.3%)
・市民病院事業………49億2,850万円(7.3%)

主な議案


■国東市個人情報保護法施行条例の制定について
 個人情報の保護に関する法律の一部改正に伴い、本条例を制定するもの。

■国東市手話言語条例の制定について
 手話が言語であるとの認識に基づき、ろう者とろう者以外の者が共生することのできる地域社会の実現を目的として本条例を制定するもの。

■国東市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について
 消防団員の処遇を改善することに伴い、本条例の一部を改正するもの。

■国東市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について
 令和5年4月1日より地域包括ケア病棟の入院料算定を見直すため、病床数を変更するにあたり、本条例の一部を改正するもの。

■国東市サイクリングターミナル基金条例の廃止について
 サイクリングターミナル基金を公共施設整備基金へ統合するため、本条例を廃止するもの。

■議員発議
 介護保険制度改正に関する意見書

私の一般質問の概要


3月に行われた令和4年第2回定例会で、一般質問を行いましたのでご報告いたします。

※一般質問の全体の様子は、「国東市議会公式チャンネル」で動画閲覧が可能です。
【国東市議会公式チャンネル「令和5年第1回(3月)国東市議会定例会 一般質問(萱島祥彦 議員)」】

※以下、萱島議員の一般質問の骨子です。

▼議員
 5月8日からコロナ感染症が2類から5類に移行されますがどのように変わりますか。また、今後のマスク着用の指針は。

▽医療保健課長
 以下の表のように変わります。

 マスクの着用については、医療機関受診時や高齢者施設等への訪問時、混雑した場所に行くときはマスクの着用を推奨し、本人の意思に反してマスクの着用を強いることはありません。

▼議員
 今後のワクチン接種の方針や接種スケジュールは。
▽医療保健課長
 65才以上や重症化リスクの高い人には5月からと9月からの年2回、64才以下でリスクの高くない人には9月からの年1回を、令和6年3月までは無料で接種する方針です。

★フレイル予防対策について
▼議員
 フレイル予防対策の現状と課題は。
▽高齢者支援課長 
 フレイルとは、加齢とともに体や心のはたらき、社会的つながりが弱くなった状態を指します。フレイルは早めに気づいて適切に行動することで健康な状態に戻ります。
 市では、その人らしい生活、思いを支援できる取組の推進を掲げ施策を進めています。具体的には、ミニデイやカフェなどの居場所づくり、また地域支え合い活動や元気高齢者健やかサロンなど、様々な事業を展開しています。課題は、もっと多くの方に参加していただくことです。

▼議員
 フレイル予防対策の効果をあげるため大学や専門機関との連携は。
▽市長 
 今、学生が教室での座学だけでなく、実社会のフィールドに出て地域課題に直接接し、解決策を探る探究型・課題解決型の教育が重視されており、この域学連携は、大学と地域の双方にとってメリットがあると考えています。例えば、大分大学医学部や、県立看護科学大学などと連携して、フレイル予防対策についての取組を行うことも効果的だと考えています。

*このほか、国東市農業公社に旧大恩小学校の校舎・倉庫及びグラウンドを貸し付けた経緯などについて質問しました。

  • 週一元気アップ教室の様子
    写真提供【高齢者支援課】