CITY COUNCIL
REPORT 2018 vol.2

Nov.26.2018

第3回定例会報告

市議会報告2018(第2回)

9月に行われた第3回定例会で、一般質問を行いましたのでご報告いたします。

◆市民病院における公金不適切支出に対する対応について

議員
市民病院における公金の不適切支出について経過説明、今後の対応、市民への情報公開の徹底は。

市長
病長院事業管理者からの調査依頼文書を受け、本年6月1日に法律の専門家等により第三者委員会を設置しました。この事案の違法性は①規定に無い特別参与の任用や高額な給与、ボーナスの支給②医師の出身大学や出身病院で組織する「同門会」への会費や病院職員の慶弔費を長年に渡り交際費から支出していたこと③非常勤医師の通勤手当を二重支給していたこと等であり大変深刻に受け止めています。私は、今回意思決定を行った者の責任の所在を明確にし、再発防止に取り組みたいと思います。また、委員会の報告書等については、すでに公開しています。

◆里山を活かした地域活性化について
議員
森林環境譲与税(案)を活用した、今後の森林(里山)を活かした地域活性化をどのように考えているのか。

市長
国東の豊かな自然、つまり森から川、海へとめぐる循環と、人の営みを有機的につないで「国東市版森里川海プロジェクト」構想に取り組みます。具体的には、「薪ストーブ」等の設置補助や、堆肥施設の建設を考えています。また、世界農業遺産や峯道コースの整備をし、サイクリングやマリンスポーツで森から海までを川でつなぎ、観光、スポーツでの活用を図ることで、地域の活性化、地域経済の好循環に繋がると考えています。

◆農業振興策について
議員
今後の農業施策と後継者育成は。

市長
市長からの農業に必要な安心安全な食品づくりと儲かる農業の推進により農業振興策を進めていきます。畜産の糞と落ち葉、山から切り出した雑木や竹などを混ぜて高品質な堆肥を作る堆肥施設を作ります。安心安全な農産物を作るには、土づくりが重要です。里山からの雑木や落ち葉、家畜の糞尿で作った高品質な堆肥で土づくりをし、安心安全な高付加価値の野菜等を生産し販売します。また、子どもたちの給食にも提供していきたいと考えています

国東市議会だより52号(2018年11月)より転載

  • 平成22年 臼杵市に建設された堆肥舎施設(その1)

  • 平成22年 臼杵市に建設された堆肥舎施設(その2)