CITY COUNCIL
REPORT 2021 vol.3

Oct.7.2021

令和3年第3回定例会報告

市議会報告2021(第3回)

9月定例会のあらまし


 会期は9月2日から9月24日までの23日間。令和3年度一般会計・特別会計補正予算案や、令和2年度一般会計・特別会計歳入歳出の決算認定議案及び条例の改正案などの承認2件、報告4件、認定11件、議案16件、諮問2件、委員会発議2件、議員発議2件の計39件が上程され、審議の結果全て原案のとおり承認・認定・可決・採択しました。
 一般質問は9月9日と10日に行われ、8人の議員が登壇しました。

令和3年度一般会計補正予算


4億7,546万4千円を追加し、補正後の予算総額は224億529万5千円
・ふるさと応援寄附金事業………3億5,735万円
 寄附金の増加に伴い、返礼品等に係る費用等を増加する
・地域介護・福祉空間整備事業………2,316万円
 地域密着型サービス事業を実施する施設の防災対策の充実を図る
・【戦略・応援】活力あふれる園芸産地整備事業(野菜)………1,110万円
 こねぎ栽培ハウスの、潅水設備の増設に要する経費を補助する
・図書購入寄附金事業・………122万円
 図書館への寄附金により図書を購入する

主な議案


《条 例》


■押印の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定
 行政手続きにおける押印の見直しに伴い、関係条例の一部を改正するもの
■国東市立学校設置条例の一部改正
 竹田津小学校、伊美小学校、熊毛小学校を統合するにあたり、本条例の一部を改正するもの

《意見書》


■コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方財源の確保を求める意見書
 新型コロナウイルス感染症のまん延により、地域経済にも大きな影響が及び、地方財政は来年度においても、引き続き、巨額の財源不足が避けられない厳しい状況に直面している、その財源確保のため、地方税制の充実確保が強く望まれる

議案等に対する賛否の一覧表【令和3年第3回定例会】

私の一般質問の概要


9月に行われた令和3年第3回定例会で、一般質問を行いましたのでご報告いたします。

※一般質問の全体の様子は、「国東市議会公式チャンネル」で動画閲覧が可能です。
【国東市議会公式チャンネル「令和3年第3回国東市議会定例会 一般質問 萱島祥彦 議員」】

※以下、国東市議会だより64号より転載


▼萱島議員
 ケーブルテレビ事業全般の積極的な情報公開をすべきでは。
▽市民健康課長
 市民の関心が高い事業ですので、ホームページ等で周知いたします。
▼萱島議員
 今年度から始まった「番組モニター制度」の拡充は考えているか。
▽政策企画課長
 番組モニターは今年度開始したばかりで今は少人数ですが、インターネットを利用した番組アンケートも実施しますので、今後の番組の向上に役立てるために、より一層制度の拡充に努めていきます。
▼萱島議員
 デジタル化推進の要となるマイナンバーカード交付の現状は。
▽市民健康課長
 これまで担当職員を中心に、休み時間・休日や祝日等を利用して、申請補助を行って来ました。チラシ等を活用した広報活動にも努め、9月2日現在で、申請の補助をした人は2千561人となっています。
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【参考資料 8月22日現在】
申請件数 1万2千20件 県内2位
交付件数 1万609枚 県内5位
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▼萱島議員
 マイナンバーカードをいつまでに、どれくらい交付したいと考えているか。
▽政策企画課長 
 令和4年度までに、ほぼ全ての市民が取得出来るよう、引き続き窓口での申請支援や地域・企業へ出向いての出張申請支援を行っていきます。

★林業の振興策について
▼萱島議員
 林業の担い手となる後継者や林業団体への支援策と連携は。
▽林業水産課長 
 林業情勢は、木材価格の長期的な下落や森林保有面積が10㏊未満の小規模・零細な森林所有者が多いことから、施業の集約化や低コスト化が進まない要因となっています。
 現在、森林所有者より林業事業体への管理委託が増えており、林業事業体の労働力の確保・担い手育成が急務であり、林内作業の安全性向上も併せて、連携及び適宜支援を行いたいと考えています。
▼萱島議員
 林業振興に資する「森林環境譲与税事業交付金」の有効活用は。
▽林業水産課長 
 本年度、本譲与税を財源に国東産木材の利用促進を目的に「国東産材利用促進支援事業補助金」を新たに創設し、市内の住宅新築・増改築等で、市内製材業者で製材された国産材を一定量以上購入する場合は、費用助成を行うこととしています。

  • 間伐作業で整備される山林(写真提供:国東森林組合)